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住まいの新築・リノベーションのアクアプラスの上野です。
筆者は、慶應義塾大学名誉教授、一般社団法人鶴岡サイエンスパーク代表理事・冨田勝氏です。今年1月27日、私は数人の友人と鶴岡の料理店で、冨田勝先生と酒を交わす機会をいただきました。その時に冨田先生が直筆のサインを書いてくださり、私に贈呈してくださったのが「この本」です。
本書は、勉強嫌いのゲーム少年がアメリカ留学を目指し博士号を取得するまでの道のりを記したものです。ゲーム少年とはいえ、ゲームを極める集中力は誰にも負けない。中学時代の将棋ゲーム、大学時代のインベーダーゲームは名人と称されるまでとなります。自らが沢山のゲームソフトを開発し売っています。そこからコンピューター、人工知能との出会いが始まり、アメリカ留学へと繋がっていきます。しかしアメリカでの博士号の道は大変厳しく、右目そして左目と網膜剥離で失明の危機に陥ったり、壮絶な日々と血の滲む努力が綴られています。42歳を迎えた2001年、山形県鶴岡市の田んぼの真ん中に小さな建物「バイオ研究所」を立ち上げています。そして「慶應義塾大学先端生命科学研究所」の設立に携わり、65歳までの23年間所長を務め、2003年にヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社、2007年にSpiber(スパイバー)株式会社など11社を輩出し、21.5ヘクタールの巨大なバイオ拠点へと広がっています。鶴岡市は人口約12万人、農業を基幹産業とする典型的な地方都市であり、鶴岡サイエンスパークの取り組みは地方創生への未来を大きく担っているのではないかと私は強く感じています。
冨田先生は、「挫折や失敗を経験したことありますか?」と聞かれた時、私はいつも「ありません」と答えています。その理由は、目標を達成できなかったとしても、それを『挫折』と捉えるのではなく、『新しい目標を見つけた』と考えるようにしているからです、と言う。酒を交わした約3時間は、普段触れることの少ない言葉、思考に触れ、私の生命が高揚して新しい風に揺れていました。夢を1つずつ実現していく公益でエネルギッシュな生き方に感動しています。

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