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住まいの新築・リノベーションのアクアプラスの上野です。
世界的に有名な画家の一人、フィンセント・ファン・ゴッホと彼を献身的に支え続けた弟テオドルス・ファン・ゴッホの物語です。ゴッホが画家として本格的に描いたのは1881年から1890年まで、わずか9年あまりで2000枚ともいわれる絵を描いたと言われます。
しかし繊細で傷つきやすく、生きることにものすごく不器用なゴッホ。画商で大変な苦労して稼いだ弟テオの仕送りしたお金は全部酒代につぎ込まれ、どんどん落ちぶれていく。兄を全面的に支え一番近くで見続ける弟。大好きな兄への尊敬や愛情といった感情は、怒りや失望に塗りつぶされる。しかし、生きている間に、1枚しか絵が売れなくても、兄の描くこの天才的な絵は必ず世に出ると信じ続ける弟テオ。「描き続けた兄・フィンセント」「支え続けた弟・テオ」ともに30数年という短い人生と、兄弟愛の切ない生涯に心が打たれます。私は胸がいっぱいになり、感極まります。
もう一人、浮世絵をはじめとする日本美術を広めた日本の美術商・林忠正も描かれています。本物は本物を見抜く力をもっているのだと強く感じました。
私の会社のショールームには、小さいけれど2枚のゴッホの絵が飾られています。ひとつはゴッホが弟に長男(名前は兄と同じフィンセント)が生まれた時にプレゼントした「アーモンドの花の咲く枝」です。私の大好きな絵です。この本のタイトル『たゆたえども沈まず』はフランス・パリの紋章にも刻まれている言葉です。セーヌ川が幾度も氾濫しパリに住む人々を苦しめてきた。どんな嵐が吹いても、荒れ狂う波の中にあっても、激流に身を委ね、決して沈まず、やがて立ち上がる。この本を通して不屈の画家ゴッホの人生と絵に、触れられたことに感動です。
たゆたえども沈まず…身にしみます。
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