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社長インタビュー

平成12年 新生アクアプラスの誕生

――平成12年頃、「新生アクアプラス」を打ち出されたという事ですが、それまでとどこが 変わったのでしょうか、またそのいきさつは何だったのでしょう。

社長:きっかけは水道業界の規制緩和で、有資格者が一人居れば誰でも、どこでも仕事ができるようになったため、社員が一人二人と独立していきました。価格競争も過激になりました。それまでは、ほとんどが下請の仕事でしたので、結構な打撃でした。
 しかしそれだと、やり方も金額もこちらの意思ではないし、赤字でもやらなければいけないことになります。第一、完成してもお客様の顔が見えません。それでは、社員のやる気と誇りが生まれませんよね。私が描いていた理想の仕事は、お客様の顔が見えて、喜んでいただいて、感動していただけるような仕事です。
 会社の方針を「脱下請け即ち元請会社」に、そしてお客様と生涯のおつきあいをいただける「生涯顧客感動企業」に変えたのです。しかしながら、これがなかなか難しい。売上は3分の1に落ちるし、従業員とのモチベーションの差も大きくて(笑)。それで、まずは自分が変わるしかないと決意し自己改革を始めたのです。
 とにかく本を読みました。勉強をしました。素晴らしい経営者がいればどこにでも会いに行って道を求め、何度も何度も従業員に噛み砕いて語りました。数年をかけ、社内の意識も少しずつ変わってきて「お客様に幸せを届けたい」という会社になってきたのです。

――社長自らが変わりながら経営改革を行うには相当の覚悟とエネルギーがいると思うのですが、 その原動力となったものはありますか

社長:一言でいえば、病気ですね。30代中頃から体調が急に悪くなり、病を抱えながら仕事をしていました。「短命免れない」と医者から言われまして… 本当につらく、苦しかったですね。でも奇跡的に根性で命を延ばし、45歳に出会った名医により命が救われました。あの出会いがなければ、今の私は居ません。自分は生かしてもらっているのだという感謝の思いがこみ上げてきました。そこに至るまでには、会社を辞めるという選択肢を本気で考えました。しかし道半ばで倒れようが、これが私の人生だと、その思いで手術に望みました。二カ月後に退院して、さらに「新生アクアプラス」の構想を何十枚もの原稿用紙に書きつづりました。これからの会社をどうやって変えていくのか、アイディアが次から次へと湧いてくるのです。不思議でした。妻に言わせると、こうしてこれからの会社やスタッフの事を考えるようになってから、それまで思うように回復しない身体が、自然に順応してよくなっていくのがわかったと言います。私はこのことを通し、大事なことを学び、新しく生まれ変わることができたと思っています。貴重な体験をさせていただいたこと、生きていることに心から感謝しています。

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